内装インテリア:壁に木毛セメント板(竹村工業:高圧木毛セメント板 TSボード)

先日、完成してオープンしました「VIFLA eyebrow & eyelash/伊勢原(ビフラ アイブロウ&アイラッシュ)」の内装壁に木毛セメント板(竹村工業:高圧木毛セメント板 TSボード)を使用しました。完成に至る経過をご紹介します。

VIFLA Eyebrow & Eyelash(ビフラ アイブロウ&アイラッシュ)が先日、伊勢原でオープンしました。内装の壁には木毛セメント板(竹村工業:高圧木毛セメント板 TSボード)を使用しました。完成までのプロセスをご紹介します。

 

仕様検討

木毛セメント板を使用したのは、店舗のコンセプトから、グレーのコンクリートのような雰囲気を求めていたためです。当初は受付カウンター周りの壁に使用する材料として複数の案がありましたが、コストや納期などを考慮して、木毛セメント板を使用する方向で検討を始めました。内装としてあまり使用例がなかったため、以下の項目などを検証しました。

 

比較

 木毛セメント板で検証した材料は、竹村工業さんの商品

 ・木毛セメント板

 ・TSボード

 ・スラボー

 ・レノウッド

 

内装材としては、レノウッドが商品展開されていました。レノウッドは実際に手に取っても凹凸や素材感などは申し分ありません。一方、木毛セメント板は本件で使用するには素材感が強く感じられました。TSボードは圧縮されているためやや平面的ですが、整っている中で素材感を感じることができ、グレーでコンクリートのような雰囲気も感じられます。

 

今回の店舗は美容関連のサロンでもあることや、コストなどの理由から、TSボードを採用することにしました。

 

仕上げ

メーカーからは、事前に色ムラがあることが伝えられていました。念のため、色ムラがあった場合を考慮して、塗装サンプルを作成しました。自社でサンプルを作成したため、TSボードへの塗装は手作業の刷毛塗りとしました。塗装により、わずかながら凹凸やコンクリートのような風合いが失われるように思われた為、出来れば、無塗装で進めたいと考えました。

 

材料受入検査時に色ムラの具合を確認し、許容範囲であることが分かり、無塗装での使用を決定しました。

 

納まり

 ビスの処理や目地・出隅処理、経年変化について、懸念等も感じられたがLGSに直貼ビス固定とした。ビスは、留付け位置が均等であればビス頭のみ塗装で良いと判断しビス露出。下貼ボードは無しとしLGSに目地処理としています。